日本蜜蜂の生態など
日本ミツバチ
🐝日本ミツバチはとても神経質な生き物なので環境条件が悪化すると今まで住んでいた場所を離れ新しい場所に住みかを替えるため逃避することが知られています。体が小さく蜜を集める量も少なく一度に採れる量も西洋ミツバチに比べ少なくなります。その為に養蜂には不向きと言われています。
🐝年間を通して運んで来た蜜に旋風行動を行い水分を飛ばし凝縮しながら巣に蓋をし冬越しの為の蜜を作ります。この行動により日本ミツバチの蜜は西洋ミツバチの蜜に比べ濃厚な蜂蜜がとれます。
二年目以降の蜂蜜の方がブドウ糖や果糖が多く含まれているため、二年目以降の蜂蜜を採蜜しております。(環境により一年目の巣から採蜜されるところもあります)
『現在、日本ではハチミツ消費量の約93%を輸入に頼っており、そのうち約80%が中国産です。国内産約7%のほとんどは西洋蜜蜂で生産されています。採蜜量が多く家畜化されていて飼育しやすいのが理由といわれています。対して、日本蜜蜂のシェアは1%にも満たないというのが現状です。振動や騒音など環境の変化によって飛散しやすく、1群あたりの生産量も低いとされており、「業」としては向かないのが主な理由のようです。』
この様に日本蜜蜂の飼育はとても難しく、採れる量が少ない為に西洋蜜蜂の蜂蜜と比べかなり高価で希少なものになっております。
(幻の百花蜜とも言われています)
西洋ミツバチ
🐝西洋ミツバチは 日本ミツバチと比べ色が黄色く体が一回り大きいのが特徴です。西洋ミツバチを飼育するには、まず巣祖(巣の元)になるシートを一つ一つの巣枠に取り付けます。それにより素早く巣が出来上がります。
🐝西洋ミツバチは近くの花から集中的に蜜を集めるのに優れており、より早く多くの蜜を集める事ができます。逃避することもあまりなく飼育しやすく花の多く咲く場所に移動できます。そのためアカシヤ蜜レンゲ蜜レモン蜜など 色々な味の違う蜜を採蜜できます。蜜を集める能力に長けており採蜜が早く出来るため 西洋ミツバチの蜂蜜は日本ミツバチに比べサラサラしてます。